このブログの記事は「西山浩太」が書きました。
尽誠学園高等学校→香川介護福祉専門学校→四国医療専門学校
2004~2011 デイサービスにて生活相談員従事
2016~2021 外科医院にてリハビリ業務従事
国家資格
柔道整復師
介護福祉士
こんにちは。わかくさ整骨院高松院の西山です。まだまだ日中の寒暖差が激しいですが体調など崩していませんか?
今回は、骨損傷(骨折)について2回に分けて書いていこうと思いますのでよろしくお願いいたします。1回目は骨折の分類や骨折線について詳しく説明したいと思います。
1 骨損傷とは
2 骨損傷の分類(性状と程度)
3 骨折線・骨折の数・骨折部と外創の有無
この流れで書いていきますのでよろしくお願いいたします。
骨折は骨の性状、骨損傷の程度、骨折線の方向、骨折の数、骨折と外創との交通の有無、外力の働いた部位、外力の働き方、骨折の部位、骨折の経路などによって分類されます。
①骨折の性状による分類
1)外傷性骨折
正常な骨に外力が作用して、骨組織の連続性が完全あるいは部分的に離断されたもの。
2) 疲労骨折
一度だけでは骨折を起こさない程度の外力が持続的に作用するか、一方向に衝撃性外力が繰り返して作用し、それが集積されて発生するもの。
金属の疲労現象に似ていて、スポーツ選手が長時間の疾走や跳躍などの練習を繰り返すことによって、筋の骨にたいす対する反復作用や地上からの律動的な衝撃のために、正常な骨に損傷が生じて、やがて骨膜反応が起こりはっきりとした骨折が認められるようになります。 中足骨、脛骨、腓骨、肋骨などに発生する。
3)病的骨折
骨に基礎的な疾患があって骨組織が脆弱になっているときに、正常な骨なら骨折が起こりえないような外力によって発生するものをいいます。
病的骨折の誘因となる基礎的疾患
(1)局所的誘因:転移性骨がん、骨肉腫、骨嚢腫、化膿性骨隨炎、骨巨細胞腫など
(2)全身的誘因:くる病、骨形成不全症、大理石病、高齢者の骨粗鬆症など
②骨損傷の程度による分類
1)完全骨折
骨損傷によって骨組織の連続性が完全に離断されたもの
2)不全骨折
一般的にヒビともいわれ、骨の一部が損傷されて一部がなお損傷を受けずに連絡を保っているもの。骨の形態や年齢によって特有の骨折型を呈します。
① 亀裂骨折(氷裂骨折)
氷やガラスに生じるヒビと同じような状態となる。頭蓋骨、肩甲骨、腸骨などの扁平骨に発生します。
② 若木骨折
長骨に発生した骨が屈曲したもので、若木を折り曲げた状態に似ています。幼小児の鎖骨、前腕骨に発生します。
③ 竹節状骨折
圧迫によって骨の一部を押し潰し骨折部が輪状に隆起して竹節状になる。幼小児の橈骨遠位端部に発生します。
④ 骨膜下骨折
骨質は完全に離断しているが骨膜の離断されていないもので、生理的な骨形状を保ち骨折線の確認できるものをいう。幼小児に多く発生るすのは骨膜が厚く弾力性に富み、骨膜から容易に剥離するためである。幼小児の脛骨骨幹部に発生します。
⑤ 骨挫傷
海綿質の微細な骨折をいい、出血、浮腫、局所の血流増加を伴います。単純X線像やCTでの検出は不可能であり、MRIにより検出が可能となります。
尽誠学園高等学校→香川介護福祉専門学校→四国医療専門学校
2004~2011 デイサービスにて生活相談員従事
2016~2021 外科医院にてリハビリ業務従事
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柔道整復師
介護福祉士