あけましておめでとうございます。 わかくさ整骨院高松院の西山です。昨年は大変お世話になりました。 今年も患者様に寄り添った治療を心掛けていきますのでよろしくお願いいたします。
今回は、脊柱管狭窄症について書いていきます。 脊柱管狭窄症という言葉を一度は聞いたことがあるとは思いますが、どんな症状で身体にどう影響するかをご存じない方も多いと思いますので今回紹介させていただきますのでよろしくお願いします。
1 脊柱管狭窄症とは
2 病態、症状について
3 対処法について
この流れで書いていきます。
脊柱管狭窄症とは、文字も通り脊柱管という管が狭くなって脊髄や神経根が圧迫される事によって痛み、痺れ、脱力感などの症状が現れる疾患です。
脊柱管狭窄症の原因としては、加齢による椎間板の変性によるもので特に腰椎変性すべり症や変形性脊椎症などの疾患によるものが多いです。
脊柱管狭窄症の病態は3つの病態に分かれます。

① 馬尾(ばび)型
馬尾とは、上記にもあるように脊柱管内を通る神経は先端で細くなり束になったものが馬尾神経とよばれます。脊柱管の中央部が狭くなって馬尾神経を圧迫したものが馬尾型と呼ばれます。
馬尾型の症状(神経症状)
・両脚のしびれ
・両脚の脱力感
・頻尿・残尿感
・便秘
② 神経根型(疼痛)
脊柱管には脊髄が通っており、脊柱管が狭くなったことで脊髄から左右に枝分かれした神経の根本部分が圧迫される病態です。左右どちら一方が圧迫されるケースが多く、両側が圧迫されるのは稀です。
神経根型の症状
・どちらか片方に症状が出る。
・腰~下肢にかけて症状出現。
・腰を反る姿勢で症状悪化。
③ 混合型(疼痛、神経症状)
馬尾型、神経根型が混ざり合った症状になります。症状は疼痛と痺れの両方が現れます。症状は片方か両方かまちまちとなります。
脊柱管狭窄症の代表的な症状として間欠性跛行(かんけつせいはこう)という症状があります。 歩き続けると、腰や足に痛みや痺れが現れて歩くことが出来にくくなる症状で、少し休むと歩けたり、身体を前にかがめて歩くと良くなるといった特徴があります。

また、上記にも書きましたがすべり症からの脊柱管狭窄症を発症することも多いです。
1 薬物療法
痛みの緩和や神経組織の血流を促す薬を服用することによって、歩行距離や日常生活動作(ADL)の改善を目指していきます。
2 運動療法
腰部周りの筋肉をストレッチすることで腰椎にかかる負担を軽減していく必要があります。 どこの筋肉をストレッチするかと言うと、股関節周囲筋のストレッチが大事になっていきます。 股関節周囲筋は臀部についていますのでお尻の筋肉をストレッチすることで腰痛予防にもつながります。
脊柱管狭窄症でやってはいけない姿勢としては、腰を反らすような姿勢で腰を反らすことで脊柱管をさらに狭くしてしまう恐れがあるからです。 理学用法と併用に運動療法もおこなうことで症状の緩和にもなります。
動作や姿勢によって痛みが出る場合はサポーターやコルセットを装用して痛みの緩和を図ることもあります。
3 手術療法
脊柱管狭窄症の症状が重くなり、膀胱直腸障害等の生活に支障が出る場合は手術の必要があります。
脊柱管狭窄症と診断された場合、軽度なら運動療法と薬物療法で症状の緩和にもなるのであきらめずに持続の運動を行って痛みの軽減に努めましょう。
最後に
当院でも、脊柱管狭窄症と診断されたという患者様も来院されます。 個々にあったストレッチ法や運動療法も提案させていただいておりますので一度ご来院ください。
また、毎週木曜日の朝9時から1時間程度で高齢者の体操教室も自費で行っております。
ひとりではなかなか運動が続かないという方も他の利用者の方と一緒にすることで継続できると思いますので一度見学してみてください。
わかくさ整骨院高松院
診察時間
月~土曜:AM 8:30~12:00
PM14:00~19:00(土曜 18:00まで)
休診日
水曜午後、日曜、祝日(お盆、正月休みも含む)
住所:高松市元山町1164-8
電話:
087-868-4870